2.2. 「仕事に必要な物」を買わされる
「仕事に必要なもの」の一つに資格を挙げましたが、他にもいろいろあります。
仕事に必要だという名目で、様々な商品を売りつける被害もたくさんあります。仕事を与えるよりもものを売りつけるのが本来の目的である業者こそが、悪徳業者たるゆえんです。
例えば、チラシ配りならチラシを買い取らせたり、ホームページ作成ならホームページ作成ソフトやパソコンを市価の倍以上の値段で売りつけたりします。本当にこれがないと仕事ができないというのであれば、普通は無償またはいくらかの使用料を徴収して貸し出すという選択肢があるはずです。「これを買い取ってくれないと仕事を与えない」というのは、そもそもおかしな話です。
保証金という名目で多額の金銭を徴収し、返還しないという被害もあります。
モニターで収入という場合も、モニター対象となる商品を買い取って使わせたりします。
「浄水器のモニターを募集」という実例を紹介します。
折込広告でモニター募集の記事を見て資料を請求したら、数日後に販売員がいきなり訪問してきます。
モニターというと、製品を無料で使えるという先入観がありますが、製品を使うためにはそれを買い取らなければならないという手口もあります。しかし、月々のアルバイト料が高いので、数か月で元が取れてしまうとそそのかされます。
買う気はなくても、モニター確認のサインだと思ったら、これがクレジット契約のサインだったことに、後日請求が来て気づきます。最初の1,2ヶ月は報酬が支払われましたが、その後は音沙汰無し。残ったのはローンだけ。
……という、ありがちなパターンです。
「払った金額の何倍もの金を稼いで取り戻せる」という思いこみが罠です。業者もその部分を上手にくすぐります。
この皮算用心理は、資格取得の高額費用でさえも取り戻せるという思いこみを生み出します。誰もが陥りやすい危険な罠ですが、内職商法のキーポイントと言えるでしょう。
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