3.4. 医療事務の内職
「資格を取って高額の収入を得られる」という宣伝文句で最も多い資格が、医療事務です。 内職としての「医療事務」は、レセプト記載業務(レセプトチェック)に絞られているようです。月単位で診療報酬明細書(レセプト)に記載し、患者が加入している社会保険、国民健康保険に請求する業務です。
レセプト記載業務は、患者のプライバシーに関わるような仕事ですので、国民健康保険の場合は在宅での作業は禁止、社会保険の場合も「在宅で業務を行うことは好ましくない」(厚生労働省)とされています。
医療事務の業務はレセプト記載だけではなく、もっと幅広いものです。医療機関での窓口業務、会計業務、病床管理、カルテ(診療録)の管理、レセプト(医療保険の報酬請求)業務など、業務内容は様々です。はっきり言って、自宅でできるような仕事はありません。
意外なことに、医療機関で事務として働く際は、未経験者もOKというのがほとんどです。資格の有無も問われません。働きながら資格を取得するやり方もアリだそうです。資格よりもコネのほうが重要かも分かりません。
医療事務の需要は極度に少ないのが現状です。医療事務講座を修了し、晴れて資格を得た人があまりにも多すぎて人が余っている状況だからです。診療報酬が抑えられつつある現在、医療機関もリストラが必要な時代になっています。人を減らすことがあっても、増やすことはないでしょう。
医療機関自体がご覧の有様なのですから、仕事を紹介すると謳う業者が、本当に在宅での仕事を与えてくれるのか疑問です。
そんなわけで、資格を得るために高額の教材や講座を受けたとしても、厳しい現実が待ち受けているということをあらかじめ知っておく必要があります。
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