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3. トラブル事例

 2. と重なる部分がありますが、切り口を変えて、作業内容ごとに発生しているトラブルの事例を挙げてみます。
 「さっきと同じことを書いてるじゃん」という箇所は、被害事例が多いからこそです。

 なお、これらの作業を募集しているところ全てが悪徳だというわけではありません。とはいえ、ほとんどが悪徳だというのが現状です。
 なぜ被害例が多いかと申しますと、業者が多すぎるからです。多すぎるので一社ずつ取り締まり切れないのです。しかしながら、「警察や行政が怠惰であるから」も間違いではないでしょう。
 大きな組織になると、たくさんの子会社を作り、それぞれの子会社が直接消費者とコンタクトをとるようになります。被害者が多くなりネットで社名が晒されたり当局に目をつけられたりすると、トカゲの尻尾のように切り捨ててしまうわけです。
 複数の業者から勧誘を浮けている場合、それぞれの子会社の親会社は同じかもしれません。


3.1. 入力作業

 「ワープロ入力」と募集している仕事の、悪質なケースです。
 勧誘の際は、A4サイズの用紙で1枚600-1000円程度で、月に20万円の収入があると言われます。
 仕事を始める前に、ワープロとワープロ検定ソフトを買わされます。とある相談事例では、約50万円でした。今時50万円のワープロなんて、ソフトウエアでも専用機でも存在しません。プロ仕様だとか言われるそうですが、プロが使っている機械のほうが古くて性能も低いです。高額の買い物をさせられても、月20万円の収入があるならば、3ヶ月で元が取れると計算してしまうわけです。
 または、行政書士などの資格を取るよう求められる場合もあります。

 業者から渡される入力原稿は、およそ作業とはほど遠い、法令文の写しだったりします。
 印字がつぶれて読みにくく、字も小さいので作業は困難を極めます。
 タイプミスがあると賃金から差し引かれます。ひどい場合は、1箇所でも間違えたら無報酬というところもあります。
 何日か経つと、「実はあなたのタイプミスのせいで、我が社に損害が出ていた」と言いがかりをつけてきます。内職者はだんだん嫌になって自分から辞めたくなります。
 この場合、仕事を始める前にワープロやパソコンを買わされたり、高額の登録料を支払っていたりします。もちろん、元は取れずにまるまる損となって終了です。

 初めから長期間仕事をやってもらいたいとは思っていません。2,3回安い報酬を払って手を切りたいのが業者の本音なのです。
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