/ HOME
/ 悪徳商法☆インデックス
/ 一覧
/ SF商法(催眠商法)
SF商法(催眠商法)
| ◆タイプ |
対面販売型 |
| ◆勧誘方法 |
戸別訪問、街頭でのビラ配り |
| ◆ターゲット |
主婦やお年寄り |
| ◆クーリング・オフ |
可能 |
街頭でチラシを配ったり,販売員が家庭を訪問したりして主婦や老人を会場に集める。最初は安いものをプレゼント。先に手を挙げた人にあげる。だんだん,
「これ欲しい人」
「はいっ!」
「それでは、そこの元気なあなたにプレゼント!」
を延々繰り返し,手を挙げれば何かもらえるという条件付けをする。そして,
「この80万円の超高級羽毛布団。特別に35万円で欲しい人」
「はいっ!」
しまった! と思ったらもう手遅れ。取り消そうとすると販売員は脅すし逃げられない。
このSF自体は違法ではない。しかし,クーリングオフは可能なのでとっとと解約できるし、契約の強要という事実が立証できれば刑事犯罪になる。
うちの近所でも2度ほど見かけた。いずれも平日の日中。老人や主婦しかいない時間帯だ。先物会社を辞め、ブラブラしていた頃のお話だ。
1度目は、大きめのスーパーマーケットが開店したとき。チラシに「来店のお客様に粗品をプレゼント」というのがあった。それはそのスーパーが行っているキャンペーンだから問題ではない。問題は、開店セールでプレゼントという雰囲気を利用した業者がいたのだ。
スーパーの敷地の外でチラシを配っている男がいた。
「ただいま、プレゼントキャンペーン中です」
主婦がチラシを手にすると、男は道を挟んだ仮設テントを指さし、
「あちらで行っています」
見ると、運動会で使う白いテントがあり、その下にはティッシュボックスや100円コーナーで見られるような小物類が積み重なっていた。その奥にはガレージがある。その中でプレゼントの配布が行われているようだが、通りからは中を窺うことはできない。
残念ながら、そのチラシをゲットすることはできなかったが、わりと人が集まっていた。
じっとそちらを注視していても、チラシを配る男にマークされてはかなわないので、その場を去った。
SF商法業者にとって、「スーパーのオープンを狙って、カモを引っかける」というのが、ひとつの手口になっているようだ。オープンセールでいろいろ安いし、粗品ももらえたりするけれども、敷地の外でビラやモノを配って、「どこそこへ来てください」と勧誘している人がいたらご注意だ。
2度目は住宅街、というと語弊のある昔ながらの集落の中を、スーツを身にまとった男たちが複数、小走りであちこち戸別訪問をしているのを見かけた。
「すぐそこの○○さんのお宅で、プレゼントキャンペーンをやってます」
みたいなことを言っていたかな。
この辺りは老人が多いが、外に出るのが億劫な老人も多い。なかなか集まりが悪いのか、リーダー格の男が「1人10人集めろ!」と言っていた。集客ノルマというのもあるのだなと思った。
このときはチラシを配るようなことはしていなかった。しかし、尋常ではない雰囲気だった。
男が去ったあとで、お節介野郎の私は、何の関係もない家を訪れた。
「あのう、さっき、スーツ姿の怪しい男が来ましたよね?」
「なんかくれるって言ってたけど、怪しいから行かないよ」
どうしてそういう気になったのかは分からないが、数件訪問し、「胡散臭いから行かないほうがいいよ」と言って回ったものだ。先物の飛び込み訪問の経験があったから、そんなことができたのだろう。
でも、民は思うほど愚かではない。
「怖いから居留守使ったよ」
「ああ、やっぱりそうなんだ」
会場付近を数回往復したが、どこかの家のガレージを借りていた。数名来ていたようだ。やはり、通りから中は分からない。やはりこういう好条件の会場を選ぶのだろう。
大学時代、予備校へアルバイトに通うのに大きな都市まで行っていたが、駅前の裏通りでやはりSFくさいチラシを配っていた。当然、学生などにくれるわけはなく、主婦を狙って配っていた。どこかのビルに誘い込んでいるようだが、会場近くまで行くことはしなかった。
ただ、同じアルバイトおばさんがいて、彼女が運良くそれをもらっていた。私は頼み込むまでもなくそれを頂いた。スピードくじがついていて、当たったらプレゼントというものだった。どうせハズレなど無い。
人間の欲につけ込む巧妙な手口,これが「SF商法」だ。プレゼントの品が低価格だからこそ気軽にもらってしまうところに罠がある。
ちなみに,SFとは「新製品普及会」の略だったと記憶している。無論その業者がSF商法の元祖だ。
※リンクにマウスカーソルを合わせると、リンク先の表題が表示されます(IEのみ)。
Copyright © 1999,2002 himajin